PDCAはむずかしくない

LABO

はじめに

PDCAサイクルと言う言葉を聞いた事はあるでしょうか。
聞いたことがない人もこれから組織に加わると聞く機会が多くなるかも知れません。
継続的改善手法」などと言われPlan→Do→Check→Actの頭文字を取った言葉です。
繰り返し「計画→実行→評価→改善」を繰り返すことでどんどん良い方向に向かいましょうと言う事です。
ここでは難しいことはおいておいてPDCAを意識して使う為のヒントとなる事を目標とします。

何やら難しそうだ

言葉にされると難しい印象しかないこのPDCAですが、そんなに難しいことではないんです。
多分、みんなも無意識にしている事なのです。
私はこれをゲームセンターで身につけました。
そう、既にゲームで同じ事をしている人は多いのです。

ゲームでPDCA

ちょっと、自分のゲームセンター事情と時代背景を
世はインターネットなんて無い時代、今の用にネット繋げば攻略記事や動画が直ぐ見れると言う環境ではありませんでした。
唯一の情報収集手段はベーマガや、ゲーメストなどの雑誌、そしてゲームセンター内の人のつながりでした。
その頃は各雑誌には全国ハイスコアランキングが掲載されていましたが、ハイスコアランキングに載るためにはみんなと同じ事をしていてはもちろん載ることはできません。
そこで、ゲームをするときには自分なりに攻略とメモを取っていました。
そして、そこにいるメンバーと共有していました。

ここからが、ゲームでPDCAです。

計画(Plan)

前に負けたボスなどの攻撃パターンを解析して、次のプレイでの行動計画を練ります。

実行(Do)

実際にプレイをします。
勝てば計画は正しかった!と喜びつつ次のボスでやられたりします。

評価(Check)+改善(Act)

この二項目は分けている意味がよく分からないのでワンセットで捉えます。
計画を実行した結果を評価して、こうすればさらに良いんじゃない?っていう計画につなげられます。

私はこれを繰り返して、ゲームの攻略ノートってのを作ってました。
最後にはクリアが目的ではなく、以下に効率的に点数を稼いでいけるかに徐々に進化しつつ。

でも、これって家庭用ゲームでもゲームやっている人って、攻略ノートは作らないにしても自然と似たことしてませんか?
ゲームに限らず何か習い事や、趣味などを持っている人は同じ事をしてませんか?
これを格好よさげに横文字にしてみたのが「PDCA」です。

難しいのが好きな人たち

これを難しくしたい人たちがいて、難しく教えよう、難しく教えようとしてるから、実用的に使えないんだと思います。
最近では「PDCAは悪!」的な話題も増えてきましたが、それはそれでOODAの陰謀…げふん
でも悪ではないし、ツールは使い方次第だよねって事です。

お仕事でPDCA

これってサイクルなので、別にPから始める必要も無いんです。
私のサイクルのトリガーはだいたいDoです。

実行(Do)

あれ?思った通り行かない。

評価(Check)+改善(Act)

やばいな、これじゃみんなにダサいって思われるな。
じゃぁ、次こうしてみるか。

計画(Plan)

次間違えないように、自分用規約作っておいて次試してみよう。
うまくいったらみんなに展開するかな。
こんな感じです。

チームでPDCA

さて、個人で折角改善されたことはチームで実践したいのですが、なかなか新規案件で実戦投入というのは勇気がいります。
なので、メンテナンスのリファクタリング等で取り入れています。

計画(Plan)

リファクタリング方針は計画を立てておきます。

実行(Do)

リファクタリングの機会を得たときにPlanを実行しています。
リファクタリングするときにその計画を対象者に伝えます。
時間が限られているときは出来る計画だけ取り入れたリファクタリングをします。

評価(Check)+改善(Act)

計画の方針で対処できない物が出てきたときに、新しい方針の種とします。
改善点をまとめ、計画のに追加します。

忘れては行けないのは、何時までも計画に追加するとやることが増える一方なので、不要になった物を計画から取り除く
このサイクルで顕在化した問題を実際の新規開発に取り入れられれば、不要になる事もある。

組織でPDCA

まぁこのあたりから難しくしたい人たちが登場してきます。
その人達を計画的に、Doして、Checkして、Actしてしまえればいいのですが、なかなか難しいですね。
来たるべき日に備えてPlanを練っておきましょう。
まぁ、自分の使える範囲で有効にツールは使いましょう。

むしろDA?

思うにむしろ使うならPDCAである必要すら無いかもしれません(元も子もない ^-^;)。
プログラミング中なんてみんなDAじゃないですか?
Do!→だめだ!どうする?→Act→これだ!→Do!→あれ?じゃぁ→Act→Do!→ぐはー!…
P→(D→A→D→A→D→A)→C→A→P→ (D→A→D→A→D→A)→C→A→ …
型にはまらず道具は自分の使いやすいように使いましょう。

さいごに

ちゃんとしたPDCAの定義はネットにいっぱい転がっています。
こんな不真面目な使い方はしたくないという人はググればいくらでも出てきます。
PDCAは「今より良くしたい」と言う目的の為に用いられているツール(手段)」です。
目的の為に手段に縛られる必要も無いので、他に良い方法があるならそちらを使ってください。
OODA何かも出来る人にとってはなんてこと無いのかも知れません。


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