スター・ウォーズの凄さ

LOVE

はじめに

スター・ウォーズ9部作がとうとう完結してしまいました。
改めてスター・ウォーズって凄いと再認識させられました。
何が凄いと思ったのか振りつつ

まだ見ていない人達へ
今からでも遅くないよ!
まだ見たことのない人もみんなでスターウォーズ見ようよ!
と言うメッセージを投げかけたいと思います。

スター・ウォーズとの出会い

スター・ウォーズ歴の自己紹介がてらまずは出会いから

私とスター・ウォーズ

遠い遠い昔遥か彼方の座敷で

私のスター・ウォーズとの出会いは、遡って1980年夏だったと思います…当時小学生でした。
エピソード5の封切りで様々な特集がテレビ番組で行われており、私の叔父がそいった物が好きだったこともあり初めてスター・ウォーズをブラウン管のテレビ出で見ました。
当時26インチのブラウン管テレビは、私にはとても大きなスクリーンに感じられたことを思いまします。

それまでのSFとは、アニメの世界で、実写で唯一触れていたのがスターウルフというテレビ番組くらいでした。
そこでVHSで初めてスター・ウォーズ エピソード4を見ることになったのです。
そして、人生最大の映像ショックを受けることとなるのです。

オープニングロールに続いて現れるレイア姫の乗った宇宙船
抗戦しながら逃げているのが、スクリーン後方からのレーザー光で分かる。
ここでスターデストロイヤーの先端が登場
あ、やっぱり追いかけられていたのかと思うと、
前方に進んでいく先端が遠ざかる度に、徐々にスクリーンを埋め尽くして行くスターデストロイヤー

え?こんな大きいの?
え?こんな大きいの!
え!こんな大きいの!

もう、このシーンで一気に心をわしづかみですよ。
追われている宇宙船の絶望感が冒頭の数分で表現されてしまった。
かくして、どっぷりとスター・ウォーズの世界にはまり込んで行ったのでした。
スクリーンでエピソード4を見ることが出来たのはその20年後でした。

息子とスター・ウォーズ

息子とスター・ウォーズの出会い、それはもうフォースによって導かれたとしか思えない出会い。
ある日、テレビでスター・ウォーズを見ていると「パパ、これなに?」と三歳の息子がゲームのソフトを持ってきた。
タイトルを見ると「レゴ スター・ウォーズ コンプリートサーガ」
数々あるソフトに埋もれていたはずの中から、ピンポイントでこれを!
二歳の頃から私のレゴのスター・ウォーズコレクションを分解しまくっていた息子にとっては、見慣れたキャラクターが画面を所狭しと動き回るのがとても楽しかったようで結局四歳になる頃にはコンプリートしていた。
そうすると気になるのが、パパが見ているスター・ウォーズの映画
ゲームが本当にできが良くて、映画のストーリーの再現性が高かったため「あ!あのシーンだ」「あ!あの敵だ!」と、次々映画もコンプリートしたのでした。

そして先日、八歳になる息子と最終作のエピソード9を一緒に見に行けたのでした。

スター・ウォーズの楽しみ方

凄いと感じた理由は種々ありますが、一つに誰でもどんな見方でも楽しめるというのがあります。
私も、妻も、息子もみんな大好き。
だれもが、それぞれの見方で楽しめるこんな映画ある?
むしろ以降はこれを伝えているに過ぎないかも知れません。

つまり、老若男女とわず、スター・ウォーズに関する情報を持っている、持っていないにかかわらず、だれでも楽しめると言うのがスター・ウォーズの魅力なんじゃないかと思っています。
そして深く掘り下げれば掘り下げるほど、ただのエキストラ一人に対してまで様々なバックボーンがあることに気がつきます。
そこを掘り下げることで同じ作品を見方を変えて二度三度と楽しめるのです!

いくつか、スター・ウォーズの見方の提案をしますので、是非はまってみてください。
さぁ、スター・ウォーズフリークへの入り口です。

スペースチャンバラとしての楽しみ

やっぱり、ジェダイかっけー!の見方から入りますよね。
うちの息子はこれです。
エピソード4では、ルーク、オビワン、ダースベイダーくらいしか出てきませんがそれでもジェダイの凄さの片鱗が作品全体を包みこんでいます。
エピソード1~3はジェダイが活躍していた時代なので数多くのジェダイとライトセーバー戦が繰り広げられます。
なんと言っても、ダース・モールvsクワイ=ガン・ジン戦は最高の戦闘シーンですよね。
アナキン・スカイウォーカーvsオビ=ワン・ケノービのムスタファーでのライトセーバー戦は何度見ても力が入る。

ジェダイとシスの人間模様

フォースという観点で、ライトサイドとダークサイドの歴史や、人のつながりでみるとまた違った見方が出来ます。
主要なところの師弟関係と対戦を見てみるとこんな感じで、以外と複雑

そしてシスに対しては意外と2vs1で戦っていることが多く、対等に戦っていることからその強さが分かる
また、闇落ちした者は見いだしたシス卿によってダースの称号を持つがカイロ・レンはダースの称号は持っていない。
なぜなら、シスの師匠を持っていないから…等など
個人的には、ダース・ティラナスの弟子、アサージ・ヴェントレスと、アナキン・スカイウォーカー(闇落ち前)の弟子アソーカ・タノの戦闘なんかも好きだ
この辺が分かると、後々対峙するアソーカ・タノVSダース・ベイダーのシーンは切なくて見てられない…

メカニック

実に様々な、戦艦から始まって、多彩な戦闘機、ドロイド達が登場します。

戦闘機で言えば
後のXウィングに継承されるであろう、ARC-170スターファイター。
後のTIEファイターの前身とも言える、ジェダイスターファイター。
他にもミレニアムファルコン号等の魅力的な船がいっぱい出てきます。

唯一エピソード1~9まで登場するのもドロイドのR2-D2とC3-POです。
R2-D2もC3-POも、どちらもアナキンを知り、ルークに仕え、レイアの最後を看取ります。
ある意味この二人のドロイドの物語とも言えます。

そしてなんと言ってもデス・スター
星を丸ごと一つ消す威力をもった兵器と言うのが帝国の力を物語ります。

政治面からの楽しみ方

エピソード1のオープニングロールをよく見てみましょう。
物語の始まりはただの関税問題、不当な税率と話の進まない元老院に嫌気がさした通商連合がナブーを封鎖したことから始まります。
実はあの壮大なエピソード1~3は、元老院の腐敗に辟易した通商連合、そして通商連合に賛同する分離主義同盟との戦いなのです。
しかし、その双方ともパルパティーンの手のひらの上という悲しい戦いなのです。
こう見ると、いかにも悪役の様に出てきた彼等の見方が変わります。

ワンカットや、一言で片付けられることが多いスター・ウォーズですが、よく見ると各星系を代表する代表団の中に、通商連合の代表がちゃっかり居たりします。
どういうことかというと、一企業が一星系と同じ力を持っているのです。
現実世界で言うとGAFAみたいなもんですね。
だって、小さな国なら丸ごと買えそうですもんね。
現実のGAFAとの大きな違いは私設軍を持っていることです。
GAFA連合が軍をもって国連軍と戦うそんな映画なのです。

この戦いをうまく誘導し、パルパティーンは次なる帝国の布石となる共和国軍の設立を承認させ、権力の自分への一極集中にも成功する。
そしてその正体に気がついたときには既に遅く、最後にオーダー66は発動されるのです。

組織

一見すると、正義対悪みたいな構図ですがそんなことはありません。
分離主義同盟が何故あんなに全星系を相手取って互角の戦いが出来たのか。
それは次の様なある意味銀河を牛耳ることの出来る組織が参加していたからです。
・通商連合
・インターギャラクティックバンククラン
 →経済の支配
・コマースギルド
 →資源の支配
・企業連合
 →流通の支配
・テクノユニオン
 →技術の支配
・ハイパー=コミュニケーション・カルテル
 →通信の支配
まぁ、各分野のトップ企業が国連に戦争しかけたら…もちろん、各国の経済や、技術もこの企業から提供を受けていたわけだからたまったもんじゃない。

他にもジェダイ・評議会と元老院、共和国、ハット等様々な組織が絡み合って物語は進みます。

膨大なサイドストーリー

最近は本編で一言だけ触れられたような台詞から派生した作品もあります。
一つは「ローグ・ワン」
エピソード4のオープニングロールにただ一言「ローグ・ワン」によってデススターの設計図を手に入れた事が出てきます。
そこから発展させてのストーリー展開は見事…ラストは…

スター・ウォーズにはじつに様々な裏設定が存在します。
ボバフェットが被っていたあのヘルメットと、アーマーは、マンダロリアンアーマーと言われます。
マンダロリアンはちょうどディズニーデラックスで実写ドラマが始まりました。
マンダロリアンと言えばデスウォッチと言う過激派組織があり、一次はジャンゴ・フェットはデスウォッチなんじゃ?なんて噂も流れました(ルーカス本人によって否定されましたが)。
今後の展開に期待です。

他にもアニメシリーズとなった、エピソード3と4をつなくシリーズなども人気です。
このなかで、アソーカ・タノとアナキンが再開する場面が出てきます。
クローンウォーズ等をみて裏事情を知った後でこのシーンはぐっときます。

他にも様々なサイドストーリーが存在します。
エピソード4で、R2-D2がルークに買われるときにタイミング良くドロイドが壊れますが、それにすらバックストーリーがあります。

タイミング良すぎるじゃん!と思ったあなたへ
https://starwars.fandom.com/ja/wiki/R5-D4

ここを拾い出すともう、収まりがつかなくなりますが、この奥の深さがスター・ウォーズの魅力でもあります。

スター・ウォーズはお祭り

もし許されるなら、劇場に居る人達とあらゆる感情を共有してください。

昔エピソード3が公開されたとき、三度見に行きました。
スター・ウォーズは独特の雰囲気があり。
周りの人間と大いに盛り上がりました。
「ダース・ベイダー…ラーイズ」のパルパティーンからの呼びかけでダース・ベイダーがあの、呼吸音で起き上がるシーン
劇場中が一気に歓声に包まれるあの一体感…忘れられない。

普通は許されないから注意です^-^;

最近では、声援OK、コスプレOK!なる上映会もたまに行われているよう。
是非参加してみたいものだ。

でも、スター・ウォーズは公開の度にお祭り騒ぎです。
そんな映画という枠組みを超えた楽しみがあるのもスター・ウォーズの凄いところです。

ちょっとした悲劇

スター・ウォーズは1~6と、7~9ではどうしても触れずにはいられない大事件があります。
スター・ウォーズはもともと1~9までルーカスのシナリオがありました。
そして、スター・ウォーズにはEU(Expanded Universe)と言う本編から派生したスピンオフの世界が存在していました。
このEUがスター・ウォーズの世界を非常に深みのある世界に成長させたと言っても過言ではありません。

しかし、ルーカスフィルムがディズにーに買収されたことによってルーカスの描いた7~9のシナリオは日の目を見ることがなくなりました。
そして、新たに誕生した7~9のエピソードとEUは整合性がとれなくなり、それまでに積み上げてきたEUが無かったことにされたのです。
あくまで正史は公開されたスター・ウォーズの1~9が全てです。
現在は、このEUの世界はパラレルワールドの物語として、スター・ウォーズ・レジェンズと区別されるようになりました。
もちろんこれには古くからスター・ウォーズを愛していた人達は落胆してしまいます。

この流れの中でスター・ウォーズからスター・ウォーズの神ルーカスは去ってしまいました。
しかし、神は去っても大地は残りました。

プラットフォームとしてのスター・ウォーズ

ある時点からスター・ウォーズは物語のプラットフォームとなりました。
ジョージ・ルーカスの手を離れても物語が続く土壌が既にできあがっていたのです。
この流れは、既にEUの時代からあったとは言え、映像世界で次々にスピンオフが誕生しています。
このスター・ウォーズの世界観=プラットフォームが出来上がっていることで、さらなる展開が期待できます。

最近始まったマンダロリアンなんて、設定は先ほど触れたEUの設定そのままですからね。
パラレルワールドではなく新しい物語として正史とリンクしていくかも知れない。
他にもアサージ・ヴェントレスの出自の話なんか面白いかも知れない、ダソミアのナイトシスターの話なんかと絡めて面白そう。

まだまだ魅力的な設定、キャラクターが多いこの世界、作品はつきないのかも知れない。

スカイウォーカーの夜明けというタイトル考察(ネタバレ注意)

スカイウォーカーの物語は9で完結編を迎えました。
EUに関していろいろ思うところもありましたが概ね納得しました。
最後の展開がルーカスっぽいとおもったらやっぱり助言として絡んでいたことも大きいかも知れません。

ここからは私の勝手な考察です。

一見スカイウォーカー家は、ベン・ソロ(カイロ・レン)がなくなったことで途絶えたかに見えます。
最後にレイがレイ・スカイウォーカーと名乗ることで、スカイウォーカー家を引き継いだという見方も出来ます。

しかし私が思うにちょっと違うと感じています。
ベン・ソロは最後の力を振り絞り全ての命を、レイの蘇生につかい最後にフォース体となって消え去ります。
そこに謎があるのではないかと思います。
ジェダイにとってフォース体になる事と、普通の死は異なります。
同じ現象は、ベン・ケノービの死で見られましたが、フォースに帰るだけでなくフォースの霊体化によって意識を得ます。
これはクワイ=ガン・ジンが探し求めていた秘法でオビ=ワン・ケノービが会得たものです。

EP9の最後ではレイア姫も死体は消え去りフォースに帰ります。
そして、最後にレイにルークと、レイアの霊体化した二人がレイに微笑みかけます。
でも、そこに、ベン・ソロはいません。

実は最後の蘇生の際にベンはフォースに帰りミディクロリアンとなってレイの中に生命を宿したのではないかと考えています。
ジェダイとしてのスカイウォーカー家の始まりは、アナキン・スカイウォーカーでした。
彼の母シミ・スカイウォーカーに夫は居ません。
アナキン・スカイウォーカーは、ミディクロリアンから作り出された生命という説があります。
同じようにレイの中に宿ったベン・ソロの生命がスカイウォーカー家の夜明けとなったのではないかなと、ちょっとロマンチックに考えてみました。

多分、蘇生後にベン・ソロが手を当てていたおなかをおさえるレイをみてそう思った人も多いんじゃないかな

おわりに

完結したからと言って、これからでも遅くありません。
まだまだ世界は広がりそうです。
一緒にスター・ウォーズの世界にはまりましょう。

May the Force be with You !


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